八重歯および左側が噛めていない症例 ③

八重歯および左側が噛めていない症例 ③

八重歯および左側が噛めていない症例 ③

だいぶ空いてしまいましたが実際の治療経過です。

(前回のブログ) (最初にもどる)

 

最初は下の奥歯が舌側に倒れてしまっているので、それをある程度起こしていくのが目的になります。

 

理由としては、

①上顎の方が出っ歯気味に並んでおり(内側に倒れている上の2番目の歯の方がむしろ並びがいい)、上を進めるとドンドン上顎の前歯が内側に動いてしまい、結果いつまで経っても2番目の交叉が治らない

 

②そのため下の前歯を後ろに下げる準備が先決

 

③下の前歯を下げるにはまず太いワイヤーがしっかり入る必要がある

 

④しかし、そもそも噛み合わせの関係で左下の奥歯に器具が付けられない(噛んだら器具と上の歯がぶつかる

 

⑤そのため左下の奥歯を器具が上の歯と噛まなくなるところまで起こす必要がある

 

です。

 

そのため、まずは下だけに器具をつけ、抜歯を行っています。

当面は、奥歯を起こしつつ、下の前歯を右にズラしていき、左下の隠れている歯に器具をつけることが目標となります。

 

次回も2週間後になります。

(次回のブログ)