抜歯スペースを使った部分矯正 その壱 ①

抜歯スペースを使った部分矯正 その壱 ①

抜歯スペースを使った部分矯正 その壱 ①

まず一人目は、検診でいらっしゃった患者さま。

レントゲンで左上④番目の歯が神経がダメになっていたので治療して仮歯まで入れた状態の写真です。

 

携帯で写真加工したらえらいポップな数字になってますけど、、、

 

元々は④⑥⑦を土台として⑤番目の歯の欠損を補う形でブリッジが入っていました。

 

もちろんそのままブリッジを入れ直しても大きくは問題はないのですが、やはり両サイドの歯に負担が掛かる+ブリッジは4本の歯をつなぐカタチになってしまうのでハブラシがしにくいという欠点があります。

 

そこで、④番目の歯を後ろに引っ張って、あわよくば前歯の並びを整えてしまおうというのが今回の計画です。(下の写真)

抜歯スペースを使った部分矯正 その壱 ①

メリットは

・ブリッジを入れずに済むので、歯を守ることが出来る。

・当然その分の費用が抑えられる(今回はちがうけど奥が自分の歯ならなおさら)

・左上前歯の歯並びが少し改善する

 

デメリットは

・時間がかかる(約半年?)

・矯正の費用がかかる

・右上の前歯は動かないため左右差が出てくる。(右も治すことは可能)

 

ってところでしょうか。

 

とりあえずは④番目の歯を後ろに引っ張る必要があるため、④と⑥にゴムを引っ掛ける装置をくっつけて(⑥⑦は連結してありました。)、奥歯のチカラで④を後ろに引いていきます。

  • しばらく2週間おきくらいで経過をみていきます。

     

    次回の経過はこちら