富士登山その2

富士登山その2

富士登山その2

13日 20時 新富士駅集合 天気 小雨 気温27℃ 海抜7m

状態:二日酔い、寝不足、空腹、筋肉痛 体力 40%

 

「絶対前日は飲んじゃダメです!!」という後輩のフリに応え、大阪から酔っ払い二人、新富士駅参上。

 

実家までは車で5分なので、ひとまず近くの居酒屋で腹ごしらえ。

地元は漁村なので何もないけど魚が美味しいため、お寿司食べつつみんなで前祝い。

、、んで、このまま普通に飲んだ方が絶対楽しいよね、と本気で迷う。

 

空腹-  やる気↓  

 

 

13日 21時 実家到着  天気 小雨 気温27℃ 海抜5m

状態:二日酔い(改善傾向)、寝不足、筋肉痛、やる気 低 体力38%

 

とりあえず実家に荷物を置いて、親に水ヶ塚公園駐車場まで送ってもらう。

実家からは約1時間。夏の富士山はマイカー規制が掛かっているので、この駐車場からシャトルバスか、深夜はタクシーで五合目に向います。

 

水ヶ塚まで1時間弱寝たのと、着いたら雨も止んでいたのでテンションもアップ!!  

寝不足・二日酔い 改善 やる気 ↑

 

結果的にはまさかのここが一番の盛り上がりポイントでしたけど。

 

 

13日 23時 富士宮口五合目到着  天気 土砂降り 気温14℃ 海抜2400m

状態:筋肉痛、偏頭痛(軽)、やる気 0 体力50%

 

水ヶ塚から五合目まで30分ほどの道のりなのですが、ここで色々問題発生、、

 

まず、、タクシーで移動中、既に頭が痛い!!!

 

そして着いたら引くほど土砂降り!!!!

 

根本的に気圧の変化に弱く、飛行機もダイビングも頭痛薬が必要なほどなのですが、子供のころから富士山は毎日見てたし、なんとなく日常のカテゴリーに含まれていたので特に何も考えずに五合目まで来てしまった結果、気がついたときには地獄の一丁目。

 

天気は土砂降り、着替えるスペースもトイレの軒下(雨掛かる+真っ暗、臭い)、五合目の山小屋で雑魚寝が出来るという後輩の嘘情報の甲斐もあり(当然 close)、カラダを慣らす間もなく、考えうる限り高山病まっしぐら。

最初の1歩目から(どこまで登ったらリタイアしても恥ずかしくないかな。。。)という楽しさのカケラもない絶好のスタートです。

13日 23時半 6合目到着  天気 土砂降り 気温14℃ 海抜2490m

状態:筋肉痛、偏頭痛(軽)、動悸、息切れ、やる気 0 体力45%

 

五合目から歩くこと15分、時間も距離も大したことないし、事前の情報でも6合目までなんて散歩にもならないくらいと思っていたのが、着込んだ服と五合目で既にパンパンのポテトチップスに圧迫され空気が薄いわ、動悸がするわ、頭が痛いわ、、

降り続く雨で早くもインナーまで濡れてくるわで、そもそもなんでこんなことになってんだろう。。

 

ていうか、山頂で膨らんだポテチを開けるっていう夢が五合目でパンパンて、、、

 

 

14日 0時半 新7合目到着  天気 普通に雨 気温12℃ 海抜2780m

状態:筋肉痛、偏頭痛(軽)、眠さ+、寒さ+、やる気 無 体力40%

 

6合目は当然なにもなくスルーし、新7合目までは緩やかな坂道を1時間ほどの道のり。

後輩曰く、富士山特有の赤土はズルズル滑るから、湿った今くらいは割と登りやすいとのこと。

ちょっとだけ頭の痛さと体調不良のカンジにカラダも慣れてきて少しだけ余裕もありつつ新7合目到着。

ただ4枚着込んだうちの上3枚は既にびしょびしょ、リュックのなかは水たまり。

携帯だけはどこでも通じて、ラインで泣き言のオンパレード。

 

 

14日 1時半 元祖7合目到着  天気 雨 気温11℃ 海抜3010m

状態:筋肉痛、偏頭痛(中程度)、眠さ+、寒さ+、やる気 無 体力30%

 

新七合目を越え、歩き始めて2時間も経つ頃には同行した2人のペースには全くついていけず、深呼吸すると少し頭痛はマシになる気がして、休憩も取らずにひたすらに半歩ずつただただ何も考えずに歩を進めていく。

体力的にはまだ余裕があったような、ないような、、同行した先生には「体力ありますねー!!」言われましたけど、それ以外が色々なさすぎて二人でどこで降りるかの密談&意思確認。

 

逆に山男の後輩はどんどん元気になっていき、チョコ嫌いの俺に「これ食えば完璧です!!」と口にガーナチョコを銀紙ごと放り込む。

殺意さえ覚えたけど、ホントに疲れてたのか美味しかった。
 

そうこうしてるうちに、富士登山初心者は誰もが思うであろう「元祖7合目てなんやねん」に到着です。

 

つづく。