インビザラインで歯が動くメカニズム。

インビザラインで歯が動くメカニズム。

インビザラインで歯が動くメカニズム。

矯正治療において、歯を動かすメカニズムは、「適圧」「持続的」に歯に掛け続ける。

 

この一点です。

 

歯の大きさや根っこの長さ、太さ、本数にも寄りますが、一般的には80g~300gの力を掛けると、押された側で骨が溶け、押した側で骨が作られる「リモデリング」という作用が体内に起こり、歯が骨の損傷なく移動していきます。

 

この80g~300gを掛け続ける方法が、ワイヤーであり、マウスピースです。

 

ワイヤーの場合は、歯にくっつけた器具に形状記憶のワイヤーを無理やり通し、そのワイヤーが元のカタチに戻ろうとする力を使って歯を動かします。

 

それに対しマウスピース矯正では、0.5mmほど歯を移動させた状態の模型を作り、その歯並びに合わせてマウスピースを作製します。

当然そのマウスピースは今の歯並びと違うので、口腔内にしっかりは入りませんが、元々歯は0.2mmほどグラグラしているものなのでマウスピースが少し浮いた状態ではありますが装着することは出来ます。(下図)

インビザラインで歯が動くメカニズム。

ちょっと分かりにくいですけど、一枚目の画像から右に少しズラしたマウスピースを着けた状態です。

 

無理やりマウスピースを装着し、また噛みこむことでマウスピースが押し込まれていき、図の矢印方向に力が加わります。

インビザラインで歯が動くメカニズム。

すると歯の頭が引っ張られるため、赤矢印側で骨の再生、黄色矢印側で骨が溶け、歯の移動が起こります。

 

当院で取り扱うインビザラインではこのサイクルを10~14日、クリアアライナーでは14~21日で行って頂きます。