上顎が小さく、受け口っぽく見える症例(7週間後)

上顎が小さく、受け口っぽく見える症例(7週間後)

上顎が小さく、受け口っぽく見える症例(7週間後)

前回の治療から3週間ほど経ち、また少し動きが出てきました。

前回の治療はこちら

 

正面からの写真ではまだまだ分かりにくいのですが、ようやく右下の犬歯が上の犬歯よりも内側に潜り込み始めました。

 

本来前歯にスペースが集まってくると、そのスペースを使ってもう少し前歯が並んでくるのですが、かみ合わせでロックされているようなチカラが掛かっているため並んでくるペースが遅いです。

上顎が小さく、受け口っぽく見える症例(7週間後)

横から見ると犬歯が後ろに下がってきていることが分かります。

 

出来ればこのまま犬歯を後ろに下げて前歯をしっかり並べた後に、前歯全体をまとめて後ろに下げていくのが望ましいのですが、今回は前歯の並ぶスピードが少し遅いため、先に後ろに下げて咬み合せから外してから並べるようにしていきます。

 

そのために通常より太いワイヤーを装着し(前歯にはしっかり入っていません)、全体的にゴムを掛けています。

 

前回でいうところの

 

「下の前歯を並べて上の歯よりも内側に潜り込ませる」

潜り込ませるために奥歯から前歯に向けてゴムを掛ける

ゴムの力に負けないくらい太いワイヤーを入れる

そのためには前歯4本の混雑を無くす

混雑を無くすためのスペースを左右3番目の犬歯を抜歯スペースに動かすことで得る

 

下の作業を無視して一気にしてしまうイメージです。

欠点として、ワイアーがまだまだ細いため現在あるワイヤーのたわみ(写真の黄色い線の上のワイヤー)がより強くなってしまったり、前歯の歯並びが無理にすることで崩れてしまう可能性があるので次回の状態でまた元の計画に戻す可能性もありますが、上手くいけば先に受け口を先に治すことが出来ると思います。

 

少しチカラを掛けると左奥歯に痛みがあったため、引っ張る力も最小限なため、まずは動くかどうかも含めて経過を見ていきたいと思います。

  • 次回も一ヶ月後、4月初旬予定です。

     

    次回のブログはこちら。